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お飾りの仕方

施餓鬼について

法要当番寺は?

巳正月について



霊供膳の供え方

お法事やお盆、葬儀のあとの七日参り(49日までの)にはお膳をご用意ください。食材は精進のものを使い。肉や魚、ニンニク、ニラ、辛子は用いま せん。
●お箸の側が本尊様(精霊)に向くように置くこと。

霊供膳



ご飯 - 左下 白米を炊いたもの
汁椀 - 右下 豆腐等の味噌汁、すまし汁 
壷椀 - 真中 煮豆等 
平椀 - 左上 高野豆腐、椎茸等精進の煮物 
高杯 - 右上 酢の物

施餓鬼棚について

お棚 八月に入ると、新仏さま(前年の盆以降に亡くなられた方)がおられる家庭では、施餓鬼供養を三年間行います。先ずお寺で施餓鬼札をお受けしま す。祭壇(法事に準じる)を座敷に設けて、お位牌を祭壇へ祀ります。お盆の飾り(灯篭、御供)をします。施餓鬼棚は屋外に設けます。
施餓鬼供養の準備
◇水粥(ご飯に水を加える)
◇お灯明、線香、お花(季節の花)
◇お供え(季節の果物、野菜)
◇五色の御札(白札は支柱へ)
 札に記載の方角に貼る
施餓鬼の方法
●ご飯に水を加えた水粥を施餓鬼棚にお祀りします
●家の祭壇に集まりお参りします
●外の施餓鬼棚に集まりお経を唱えます
 一、開経(無上尽々)
 二、般若心経一巻
 三、光明真言七返
 四、大師宝号七返
 五、廻向(願わくば)
●お勤めを終えると光明真言を唱え水粥を少しずつ地面に垂らして餓鬼に施します。

迎え火と送り火について

お盆には、精霊をお迎えするために火を灯して目印とします。13日(当地方)には暗くなってから「迎え火」を焚きます。16日には「送り火」を焚 き精霊をお送りします。お棚の近くの庭先で焚くか、庭が難しいのなら墓所でも結構です。

方法

割り木(割り箸でよい)を用意して、井桁に組みロウソクの炎で点火して、徐々に重ねるようにして焚きます。火が燃えている間は、合掌して光明真 言を唱え、お迎え(お送り)します。わからない時は当寺にお尋ね下さい。最近はホームセンターなどで「おがら」が販売されていますので 15㎝程度に手で割って井桁に組んでみてください。

西条十ヶ寺結衆 涅槃会/正御影供当番寺


下の表の順に当番寺院がかわります。当番寺院は涅槃会か正御影供どちらかの法要の担当になります。
例) 王至森寺が涅槃会担当なら吉祥寺が正御影供の担当となります。逆に吉祥寺が涅槃会担当なら王至森寺は正御影供の当番です。翌年は大福寺と寶 蓮寺が法要当番、翌々年は正法寺と万頃寺が法要当番となります。一巡すると最初の当番寺の組み合わせとなります。
(涅)=涅槃会当番(正)=正御影供当番
東は加茂川以東/西は加茂川以西

2022(涅)王至森寺 地図 東
2022(正)吉祥寺 地図 西
2023(涅)大福寺 地図 西
2023(正)寶蓮寺 地図 東
2024(涅)正法寺 地図 東
2024(正)万頃寺 地図 西
2025(涅)極楽寺 地図 西
2025(正)西福寺 地図 東
2026(涅)金剛院 地図 東
2026(正)前神寺 地図 西
   

巳正月について

亡き人とお正月を!

  辰巳十 二月の最初の辰の日に新居浜、西条では巳正月(みしょうがつ)という行事が行われます。これは、その年に亡くなられた方のお正月を 行う行事です。東予地方では新仏(しんぼとけ)さんの墓所でその日に一臼だけついたお餅を焼き、お箸で餅を引っ張りあい食べます。注連飾りは通常とは逆に結 います。
巳正月は地域によって飾り方や決まりごとなど様々です。行う日は辰巳(たつみ)の日、巳午(みうま)の日とする説があります。 辰巳とは十二月最初の辰の日から巳の日にかけて行うという意味です。昔は辰の日に法要をして翌日の巳の日にお墓にお参りに行ったようです。また辰 の日から巳の日にかけての夜中に墓所に参拝する説もあります。辰巳に行うのは、東予が多く、巳午は中予や宇摩郡などで行われます。
  お参りの作法は、墓参りの際は口をきいてはいけないとか、巳正月に来てもらいたい家に前もってお餅をもっていき案内をうけた人は換わり の食べ物をもっていくなどです。
  起源も様々あり、瀬戸内で活躍した武将のお参り説、源平の合戦で無事に正月を迎えられるかわからないので兵士を鼓舞するた め、前もって正月を行った説、丸亀藩の殿様が「生きている人の正月を祝うのなら、先祖の霊に対しても行いなさい」と言い始まっ た説。どれが本当かわかりませんが瀬戸内で活躍した武将のお参りとする説が有力のようです。巳正月は、東予、中予、香川西部の広い地域で 行 われています。地域が広いだけに由来も行い方も多様になったのでしょう。
行う地域に共通するのは、亡くなった方へ家族や親類がお正月を行ってあげる点です。本来なら楽しく新年を迎えていたのに、そ れができないという寂しさと亡き人への家族の愛情が形となって現れた行事といえます。
 瀬戸内は気候も温暖で豊かな地域です。お遍路さんをもてなすお接待という文化も育ちました。巳正月も、はじまりは狭い 地域の行事であったのかもしれませんが、広い地域で受け入れられ言い伝えが生まれ、続けられていることに、瀬戸内の人々の心の温かさと信心を感じます。そんな巳正月の行事 ですが年々忘れられていくのは寂しい気がします。今は都会から 地方へ良い面、悪い面、どちらも伝わります。私たちの町や村が便利になることはよいことですが、心の温かさは失いたくないものです。亡くなられた身内の方と楽しく御節やお 雑煮を食べている姿を思い浮かべお参りください。

用意するものは?

巳正月大 生院で伝わる方法は
 ●お餅(その日についたもの。お店のもので可)
 ●藁など(お餅をあぶるのに)
 ●箸   (人数にあわせて)
 ●注連縄 (佛具屋か自作で用意。なくてもよい。)
     香炉などに結んでください
 ●供物など
 ●松(花立てに飾ります。樒のかわり)
 ●お勤めの本など(正法寺仏前勤行法則)
行う日は?   十二月の最初の辰の日の夕方 (巳午は 翌日)
行う場所は?  お墓など

方法は?

 墓所に線香、花、御供え、注連縄をかざりお参りをしてください。
 
 開経偈、般若心経、光明真言などお唱えします。
 次に御餅を藁などであぶり何人かで引っ張りあってから食べます。
※お仏壇にも御餅をお飾りください。
※まだ四十九日の間の場合は祭壇にお餅などを供えてあげてください。
★巳正月はご家族、親戚のかたで行ってください。正法寺では巳正月のお参りは行っていませんが法要ご希望であればご連絡ください。